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中国ネット通販でスマホ購入、液晶保護シール貼りは専門業者で!

中国でスマートフォンや携帯電話を購入したら、SIMカードのサイズ変更と液晶画面への保護シールの貼りつけが必要だ。中国の繁華街、とくに歩行者天国に行くと、たくさんの液晶保護シール貼りの専門業者が10元~15元で対応してくれる。

1.ネット通販でスマートフォン購入したら?

スマートフォン購入、まずは液晶保護シールの貼りつけ!

中国では11月11日は「双十一」と呼ばれ、2009年11月からネット通販の大バーゲンの日になっている。この「双十一」は中国電子商取引最大手の阿里巴巴(アリババ)集団がはじめたもので、いまでは多くのネット通販大手が11月11日前後に大バーゲンを行っている。阿里巴巴(アリババ)集団は「双十一」の名称を商標登録している。

家電・デジタル製品のネット通販に強みを持つ京東商城(JDドットコム)で11月11日、中国メーカーの小米(Xiaomi)が発売している小米4cというスマートフォンを購入。価格は1,499元(約3万円)。新しいスマートフォンを購入したら、まずは液晶画面に保護シールを貼らなければならない。中国では街なかに専門業者がたくさんあるので、気軽に液晶保護シールの貼りつけを行うことが可能だ。

(写真1)ネット通販大バーゲンの日に購入したスマホ「小米4c」

(写真1)ネット通販大バーゲンの日に購入したスマホ「小米4c」

スマートフォンメーカーの小米(Xiaomi)とは?
小米(Xiaomi)は、2010年4月に設立されたスマートフォン製品に注力する会社。正式名称は北京小米科技有限責任会社。北京市に本社を置く。小米の成長速度ははやく、スマートフォンの販売台数は719万台(2012年)、1,870万台(2013年)、6,112万台(2014年)と急成長している。従業員数は約7000人。創業者は雷軍(1969年生まれ)。

2.中国の液晶保護シールの専門業者

繁華街にあふれる液晶保護シールの専門業者たち!

中国では液晶保護シールの貼りつけ業者が街なかにあふれている。とくに若者たちが集まる歩行者天国(中国語では歩行街)にはたくさんのスマートフォン付属品販売業者がいて、液晶保護シール貼りを専門的に行っているお店も少なくない。そのような場所では、夕方から露店形式で液晶保護シールだけを貼る専門業者も現れる。中国語で「液晶保護シール貼り」のことを「貼膜(Tie mo)」と呼ぶ。

(写真2)スマホ部品を専門に扱うお店、液晶保護シール貼りも行う(上海市)

(写真2)スマホ部品を専門に扱うお店、液晶保護シール貼りも行う(上海市)

3.中国で格安の液晶保護シール

価格は10元~15元(約200円~300円)、貼りつけは無料!

中国でスマートフォン用の液晶保護シール代は10元~15元(約200円~300円)が一般的な相場だ。この料金で液晶保護シールの貼りつけも含めて行ってくれる。日本では液晶保護シールだけで1,000円くらいはするのではないだろうか。小米4cは2015年10月に発売されたばかりのため、液晶保護シールを置いていない店もある。

いくつかお店を訪れて、小米4c用の液晶保護シールを販売している専門業者を見つけることができた。iPhoneシリーズなどの主要なスマートフォン用の液晶保護シールはどの業者も扱っているが、スマートフォンの販売量がそれほど多くない聯想(レノボ)、VIVO、魅族などのマイナーな端末は液晶保護シールがなかなか見つからないこともある。そのような場合は、ネット通販で対象の液晶保護シールを購入し、専門店に持ち込んで貼りつけしてもらうとよい。

(写真3)小米4c用の液晶保護シール、貼りつけ料込みで15元(約300円)

(写真3)小米4c用の液晶保護シール、貼りつけ料込みで15元(約300円)

自分で貼ると失敗も!プロに任せたほうがいい

中国で液晶保護シールを購入すると、すぐに貼りつけまで行ってくれる。自分で液晶保護シールを貼りつけるよりも、お店の人に任せたほうが断然きれいだ。だいたい、3分~5分くらいで貼りつけてくれる。

(写真4)セロハンテープを使って液晶保護シールをきれいに貼りつけ(上海市)

(写真4)セロハンテープを使って液晶保護シールをきれいに貼りつけ(上海市)

スマホ購入時にはSIMカードのサイズにも注意が必要!

スマートフォンを買い替えると、液晶保護シールの貼りつけだけでなく、まずはSIMカードのサイズ変更に留意しなければならない。中国移動(チャイナモバイル)などの通信キャリアではSIMカードのサイズ変更(交換)に20元~30元(約400円~600円)で対応してくれる。

大きいサイズのSIMカードから小さいサイズ(microサイズまたはnanoサイズ)への変更であれば、スマートフォン専門店でSIMカードを無料でカットしてくれる親切なお店もある。大手通信キャリアの専門店に頼むと、SIMカード交換を要求されるケースが少なくないので注意が必要だ。なお、上海の中国移動や中国電信などで他の都市(北京、天津、広東など)のSIMカード変更はできないことに留意が必要だ。(了)

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