中国のローカル野菜市場、価格の相場はどのくらい?
中国で生活している日本人のなかで、地元の中国人が通うローカル野菜市場に通っているひとはどのくらいいるだろうか?じつはけっこう便利な野菜市場。売られている野菜も見るかぎり新鮮なものばかりだ。
1.中国の野菜市場はどんな感じ?
はじめてローカル市場で購入
これまで中国に合計すると5年以上も住んでいて、野菜市場で買い物をしたことはなかった。正確にいうと、野菜市場に見学にいったことは何度もあるが、実際に買い物をしたことはなかった。
周りの日本人で地元の野菜市場でガンガン買い物をしているというひとはおらず、ほとんどの日本人は地元の野菜市場で買い物をしたことはないだろう。
2.中国の野菜市場での買い物
中国人は午前中に買い物
野菜市場で買い物するとき袋をもっていく必要があるのだろうか?価格相場はどのくらいだろうか?いくつか疑問に思うことがあるものの、実際に買い物すれば疑問は解消できるはず。
野菜市場とかいているものの、野菜以外にも魚、卵、肉、米などいろんな商店がはいっている。朝と昼のふたつの時間帯で野菜市場にいってみると、朝の時間帯はひと(とくに年配者)があふれている。いっぽう、午後2時ごろにいってみると、ほとんど買い物客はいない状況。
価格は?袋はもっていかないとダメ?
野菜市場でレタス、トマト、きゅうり、ムラサキキャベツ(紫キャベツ)を購入。日本にいたときにスーパーなどで野菜を購入したことがないため野菜の値段相場がわからないが、中国の外食の金額とくらべると格安といえる価格ではない。トマト2コが2.5元(約41円)、レタス2束は2.3元(約38円)、きゅうり1本で2元(約33円)、ムラサキキャベツ半分で3元(約50円)。合計10.8元(約178円)。
はたして袋をもっていく必要があるのだろうか?実際に野菜を購入すると、持ち手のついたビニールの袋に入れてくれるので特に袋をもっていく必要はない。
3.市場(いちば)の野菜は新鮮なのか?
素人から見るとかなり新鮮
上海市内の野菜市場で販売されている野菜は新鮮なのだろうか?野菜に対して深い見識がないのでわからないが、正直かなり新鮮ではないだろうか。あきらかに野菜の表面がいたんでいるものは販売されていないし、見た目は栄養分をいっぱい含んでいるようにみえる。
ただ、野菜というと残留農薬がすこし気になる。念のため、水道水に1時間ほど野菜をひたしておいた。日本では厚生労働省が定める食品衛生法で残留農薬の基準値が決められている。中国では農業部と国家衛生和計划生育委員会が国家標準(GBという)として残留農薬の基準値を定めている。
- 国家衛生和計划生育委員会とは?
- 国家衛生和計划生育委員会は、2013年の第12期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)であらたに設置された行政機関。日本の厚生労働省に相当する衛生部と、人口管理を管轄する国家人口和計划生育委員会が合併して設立された。
なかなか中国で食べれない生野菜のサラダ
今回、購入した野菜で4人分の生野菜サラダを作ることができる。約200円で4人分(4食分)の野菜を作れると考えると安いが、さらに主食を用意するともうすこしお金がかかる。日本ほど自炊のコストパフォーマンスがよくないといわれる中国では、日常的に外食を選ぶひとが日本よりも多いようだ。
中国では生野菜のサラダを提供してくれるレストランや食堂はすくなく、自分で作る以外では日本料理屋かスターバックスなどの高額なサラダを食べるしかない。
(了)