蘇州市の歩行者天国「観前街」、中国人観光客の人気スポット!
中国の蘇州市は中国人に人気の観光都市のひとつです。上海市と一緒に訪れることができる蘇州市は、日本人観光客にも定番の観光都市です。その蘇州観光では、日本人観光客があまり訪れない「観前街」とよばれる歩行者天国もおススメです。
1.蘇州市の繁華街
観光名所となっている観前街!
蘇州市の中心部には「観前街」とよばれる有名な歩行者天国があります。上海市の南京路のような存在で、蘇州市に旅行にきた中国人観光客はかならず立ち寄る観光スポットのひとつです。日本人のあいだで南京東路(上海市)は有名ですが、蘇州市の観前街を訪れたことのある日本人旅行者はほとんどいないでしょう。
この観前街は1982年6月から歩行者天国(歩行街)になりましたが、もともと数多くの商店が集まっている商店街として栄えていました。いまでも昔から続く多くの老舗の特産品販売店があり、ハムや月餅(中国の菓子)などを販売しています。
- 上海市の南京東路とは?
- 上海市の南京東路は、外灘(バンド)から西蔵中路までの1.6kmの歩行者天国。上海市内で最もにぎやかな繁華街のひとつ。南京東路(当時は南京路)は租界時代(1845年ごろ)から発展し、当時のイギリス人が競馬場をつくり、周辺に銀行など建設され発展した。多くの百貨店が衣類、化粧品、時計などの輸入品を販売していた。
週末の観前街は人であふれる!
この観前街は中国人旅行者のあいだで本当に大人気です。老舗の特産品販売店だけでなく、若者向けの大手アパレル店やファーストフード店もたくさん出店しています。まさに上海の南京東路のように現代版にアレンジされているものの、中国の昔ながらの雰囲気も残っています。
2.観前街の様子は?
観前街の中心にそびえ立つ道教寺院の「玄妙観」
この観前街の中心部には、玄妙観とよばれる道教寺院があります。蘇州市内にある有名な寺院にくらべると、すこし小さめの寺院です。
観前街に出店している「すき家」!
この観前街にはたくさんのファーストフード店やレストランが出店しています。そのなかに、日本の牛丼店である「すき家」も出店しています。お昼や夕方にはお客さんでいっぱいです。株式会社ゼンショー(ZENSHO)が展開している「すき家」は日本国内には1,980店(2015年3月時点)あります。
その「すき家」は2005年1月に上海に進出し、現在は北京、天津、蘇州、無錫、南京、上海、杭州、杭州などに83店舗出店しています。ただ、いまのところ大多数の店舗は本部のある上海市にあります。ちなみに、中国で「すき家」は「食其家(シーチージャー)」といいます。いっぽう、ライバルの吉野家は中国国内に304店舗(2013年末)も展開しています。
夜の観前街、ネオンが灯り雰囲気が変わる!
夜になると、観前街の雰囲気はガラッと変わります。まさにテレビで見かける中国という雰囲気で、たくさんの観光客がネオンで輝く観前街を歩いています。
日本人のあいだでは、蘇州観光といえば庭園めぐりが定番です。蘇州古林園林、留園、獅子林などの庭園が有名です。これらの庭園めぐりも良いのですが、現代風にアレンジされているものの中国的な雰囲気が残る観前街を訪れてみるのも面白いでしょう。(了)