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中国のアマゾン(Amazon)、ファミマで商品の受け取り!

中国のネット通販では夜間配送指定ができないことも多く、特にひとり暮しの日本人は受け取りに困っていないだろうか。この問題を解決するのは、日本でもお馴染みのネット通販大手アマゾンのファミリーマート引き渡しサービスだ。

1.上海ではアマゾンの商品をファミマで受け取りできる

中国ではローソンよりもファミマの店舗数が多い

上海市内ではローソン(LAWSON)よりもファミリーマート(FamilyMart、ファミマ)のほうが目にする機会が多いように感じる。ファミリーマートのホームページによると、中国の店舗数は1,222店舗(2014年9月末時点)。ローソンは448店舗(上海:321店舗、重慶:92店舗、大連:26店舗、北京:9店舗、いづれも2014年9月末時点)と公表されている。

中国では圧倒的にファミリーマートのほうが店舗展開がはやい。広東省の広州市に住んでいたとき、広州市内にファミリーマートはあるものの、ローソンを目にすることはなかった。基本的にローソンは上海市のある華東地域を中心に展開しているからだ。一方、ファミリーマートは広州市内でもかなり目にするようになっている。

(写真1)中国のファミリーマート(FamilyMart)、中国語では「全家」

(写真1)中国のファミリーマート(FamilyMart)、中国語では「全家」

中国のアマゾンではファミリーマートで商品受け取り可能

インターネット通販で有名な中国のアマゾン(Amazon)では、自宅への商品配送はもちろんのこと、上海市内であればファミリーマートでの受け取りも指定できる。ひとり暮しで自宅を不在にすることが多く、自分の代わりにネット通販の商品を受け取ってくれる人がいない場合、ファミリーマートでの引き渡しは大変便利なサービスだ。

中国のアマゾン
中国のアマゾンは2004年8月、中国で電子商取引(EC)を展開していた卓越網というネット通販企業を買収。卓越亜馬遜という名称で2011年 まで事業を行い、現在の亜馬遜中国に名称変更。卓越網に投資していたのは、スマートフォン(スマホ)で有名な北京小米科技(シャオミ)創業者の雷軍(レ イ・ジュン)。
(写真2)ファミリーマートで受け取ったアマゾンの商品

(写真2)ファミリーマートで受け取ったアマゾンの商品

ファミマのレシートには「亜馬遜」

これは受け取り時にファミリーマートの店員からもらったレシート。レシートには中国語で亜馬遜(アマゾン)と記載されている。もちろん、ファミリーマートでの引き渡しサービスは追加料金なしで利用することができる。

(写真3)ファミリーマートで受け取り時にもらえるレシート

(写真3)ファミリーマートで受け取り時にもらえるレシート

2.アマゾンでの具体的な操作方法は?

どのようにしてファミリーマートの店舗を選ぶ?

中国のアマゾンでほしい商品を選択したあと、精算時の配送先を選ぶ画面で「ファミリーマートでの引き渡し」を選択することができるようになっている。自宅や会社などの自分が受け取りたい地区を選ぶと、ウェブサイト上で近くにあるファミリーマートが一覧表と地図(マップ)で表示されるようになっている。

この一覧表から自分が引き渡しとして利用したいファミリーマートを選択することになる。基本的に月曜日から日曜日までいつでも受け取りにいくことができる。

(写真4)地図上にファミリーマートの店舗が表示される

(写真4)地図上にファミリーマートの店舗が表示される

ファミリーマートでの受け取り期間は5日

中国のアマゾンでファミリーマートの受け取りサービスを利用すると、商品がファミリーマートに届いたときに登録しているE-mailアドレスに通知してくれる仕組みになっている。

このE-mailの通知には、いつまでに商品を取りに行けばよいか記載されている。通常は5日間で、この期間を過ぎてしまうと自動的に注文がキャンセルされてしまうので注意が必要だ。

(写真5)アマゾンの商品の発送は早い、注文してから翌日には到着する

(写真5)アマゾンの商品の発送は早い、注文してから翌日には到着する

ファミリーマートで商品を受け取るとき、日本人であればパスポートをもっていく必要がある。ひとり暮らしで不在にしていることが多い人には便利なサービスではないだろうか。(了)

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