中国で水道の水が出なくなったら?やるべき、たった1つのこと
上海の新しいアパートに住みはじめて2週間。水道水が出ない・・きっと翌朝には回復しているはず。その日の入浴はあきらめ、祈るようにベッドに入った。中国に住んでいて、同じ経験をしたことはないだろうか?
1.停水の告知はない、しかし水道水が出ない・・・
年に数回は経験する
自宅マンションの蛇口をひねっても水がでない?思い起こしてみても、水道水が止まる連絡もなかったような・・・。中国で生活していると、年に1~2回ほど、こんな経験をすることがある。
日本に住んでいるときは、水道工事のため特定の時間だけ停水することはあるものの、あらかじめ決まった停水時間を過ぎれれば元に戻っている。そもそも停水時間は平日の昼間に設定されていることが多く、仕事をしている人は蛇口から水が出てこないことを日本で経験することは少ない。
突然、水がでない!
中国では突然、水道の蛇口から水が出てこないことが起こる。上海で苦労して見つけたアパートに移って、2週間くらい過ぎたときに蛇口から水が出てこない。
「きっと停水の連絡をせずに勝手に停水したのだろう。ひと晩くらいは水が出なくても我慢できる。朝になったら水が出るようになっているだろう。」と祈るようにベッドに入った。翌朝「きっと水道から水は出るはず」と思って蛇口をひねっても相変わらず水は出ない。どうすればいいのか?
2.たった1つ、中国の停水時にやるべきこと
水道の元栓の場所を知ってますか?
中国で水道水が出なくなってすることは、マンションの部屋の外に設置されている水道の元栓(もとせん)を確認すること。たったこれだけ。そう、すごく当然のことをするだけ。
東莞市(広東省)に住んでいたとき、なぜか水道水の元栓が閉められていて、水道水が出なくなっていたことがあった。今回、マンションの部屋の外にある水道水の元栓をみると、4つの元栓のうち、1つだけ違う方向を向いている。すぐに部屋に戻って蛇口をひねると、ゴボボボボっと勢いよく水が流れはじめ、ホッと胸をなで下ろす。
「明日には復旧してるはず」と祈ってませんか?
日本にいるときに、自分で水道の元栓を触ることがないので、日本人は「もうすぐ復旧するはず」と祈ってしまう。または会社の人事総務部の中国人に、「家の水道水が出なくなった、なんとかしてくれ」と助けを求める。
3.なぜ水道水の元栓が閉まっているのか?
東莞市(広東省)に住んでいたとき、このマンションを管理する物業管理処(管理事務所)の人によると、同じ建物のどこかの部屋で水道関係の工事をするときに近隣の部屋の元栓も閉めたんだろうという。
中国では部屋の内装工事をすることが日本より多い。台所、浴室、トイレも改装の対象だ。
中国では水道水が出なくなったとき、「翌朝には復旧しているはず」と祈るよりも、まずは水道の元栓を確認することに忘れずに。(了)