中国にある中東、浙江省義烏(イーウー)にあるアラブ街
中国最大規模の雑貨卸売市場がある街として有名な浙江省の義烏市。この義烏(イーウー)は世界各国からバイヤーが買付けに来ており、なかでも中東からのバイヤーが多いといわれている。そんな義烏に、なんと巨大なアラブ街まで!
1.義烏(イーウー)にあるアラブ街
ココは中国なのだろうか?
上海市から約300キロ離れた浙江省の真ん中に位置する義烏市。上海市から列車で2~3時間のところにある。義烏市は中国語の読み方から日本人のあいだでもイーウー(YiWu、义乌)とよばれている。じつはこの義烏(イーウー)には、アフリカ人や中東人が多く集まるアラブ街がある。
- 義烏市(イーウー)とは?
- 義烏市(イーウー)は、上海市から列車で2時間くらいのところにある浙江省金華市にある県級市。戸籍人口75万人、他の都市から移ってきた人が約140万人いると言われている。中国最大の卸売市場がある街として世界的に有名。
世界中のバイヤーが義鳥(イーウー)に買付けにやってくる。義烏(イーウー)で宿泊した市内中心部にある怡嘉金穂酒店(義鳥市義東路83号)のフロント女性によると、義烏(イーウー)にやってくる外国人のなかでは圧倒的に中東人が多いという。
2.アラブ人は昼は買付け、夜はおしゃべり?
中東の街のような雰囲気
中国のなかでアフリカ人やアラブ人が多い都市として有名なのは、中国南部の広東省にある広州市。その広州市内にある地下鉄の小北駅(広州市越秀区)の周辺は、中国のなかでもアフリカ街やアラブ街として有名だ。この義烏(イーウー)の賓王商貿区にあるアラブ街は、その広州のアラブ街にも負けていないレベル。
義烏(イーウー)のアラブ街にはディスコやバーも多い
このアラブ街にあるバーの様子。のぞいてみると、アフリカ人からロシア系のひとまで集まっている。ただし、中東のアラブ人はほとんどいない。アラブ人はにぎやかなバーやディスコは苦手なのかもしれない。
アラブ街は賓王商貿区にある。
昼間はひとが少ない
昼間にアラブ街を訪れると、ほとんど人通りがない。夜になるとアラブ人が集まってくるようだ。昼と夜で雰囲気が180度ことなる異様な地域。義烏(イーウー)を訪れたら、このアラブ街をひと目見てみる価値はあるだろう。
(了)