中国最大の卸売市場、義烏市内(イーウー)の移動手段は?
中国最大の卸売市場があると言われている義烏(イーウー)を見学。その義烏市内はどのような交通機関があるのだろうか?公共バスは乗車料金はたった1.5元(約25円)で、卸売市場にも頻繁にバスが走っている。大変便利だ。
1.義烏(イーウー)とは?
中国最大規模の卸売市場がある街
日本で売られている100円ショップの商品の多くは、この義烏(イーウー)の卸売市場から流れてきているとも言われている。義烏(イーウー)にある複数の卸売市場のなかでも、国際商貿城という1区から5区まである巨大なマーケットはビックリするような規模。
この国際商貿城は福田路の近くにあることより福田市場ともよばれている。世界中からバイヤーが集まる義烏(イーウー)は、街を歩いていると中東やアフリカから来ている外国人を目にすることも多い。上海市からは列車で2~3時間と近く、観光もかねて見学に行ってみるのもよいかもしれない。
- 義烏市(イーウー)とは?
- 義烏市(イーウー)は、上海市から列車で2時間くらいのところにある浙江省金華市にある県級市。戸籍人口75万人、他の都市から移ってきた人が約140万人いると言われている。中国最大の卸売市場がある街として世界的に有名。
2.義烏(イーウー)の交通機関
公共バス:安くて便利な移動手段
義烏(イーウー)の交通機関のメインは公共バス。運賃は1.5元(約25円)。義烏市に着く列車の駅から805番線の公共バスに乗ると、義烏市内まで1.5元でいくことができる。この805番線は朝5時20分から夜8時50分まで運行している。
中国の地方都市で走っている公共バスというと汚い、車体が古そうなイメージがあるが、義烏(イーウー)の公共バスは大都市と同じレベル。かなり新しい車体で、車内も清潔にされている。前方のドアから乗車し、真ん中にあるドアから下車する。運転手ひとりのみのワンマンのバス。
中国で初めてみる「意見簿」。なかを見ると、何も書かれていない。バス会社としては顧客重視を示しているのだろうか。中国の乗客(顧客)はこのようなコメントを求められるのにまだ慣れていない。
タクシー:ボロいタクシーは走っていない
義烏(イーウー)ではタクシーはつかまえやすい。初乗り運賃は5元(約80円)。運転手に「初乗り運賃はたった5元?安いね」と話してみると、「燃油チャージ料の3元(約45円)がプラスされるよ」と教えてくれる。乗車料金に燃油チャージ料(3元)がかかるので、最低8元(約130円)からタクシーの乗車できる。
燃油チャージ料が記載された表示をよく見ると、「社内は動画、録音システムが設置されているので、文明的に(マナーを守って)乗車しましょう」と記載されている。
さらに「運転手が乗客の同意をとらずに、勝手に他人を乗せた場合、(乗客は)乗車料金の支払いを拒むことができる。あるいは、管理部門にクレームすることができる」と記載されている。タクシーの運転手が友達を同乗させたいと言ってきたら気をつけよう。
人力三輪車:義烏(イーウー)の様子をゆっくり楽しみたい人向け
義烏市内で公共バスとタクシー以外に活躍するのは人力三輪車。ちょっとした近場に移動したい場合に乗ってみるとよいかもしれない。乗車するまえに価格交渉が必要。徒歩15分くらいのところだと、6~8元くらいが相場ではないだろうか。
すこし離れた場所に行く場合は、人力三輪車よりもタクシーに乗ったほうが快適。中国の地元の雰囲気をゆっくり味わいたいひとにはおススメ。
(了)