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雑貨卸で有名な義烏市内(イーウー)で見かけるタオバオ

中国の浙江省にある義烏(イーウー)は、中国最大規模の雑貨卸の街として有名だ。その義烏市内を歩いていると、タオバオなどのネットショップの商売方法を教える教育コースの広告をよく目にする。ネットと仕入で商売ができるということ?

1.義烏市内で見る淘宝(タオバオ)の研修

中国最大規模の卸売の街ではネットショップの研修も多い

淘宝(タオバオ)という販路と義烏(イーウー)という仕入れがあれば、とりあえずだれでもビジネスができる?

中国人の知り合いのなかには淘宝(タオバオ)でネットショップを開いて生計を立てている人もいる。淘宝(タオバオ)はアリババ(阿里巴巴)グループ(浙江省杭州市)が展開している中国最大のインターネットショッピングモール。

中国ECビジネスの支援を行っている株式会社ナセバナル(大阪府八尾市)の橋谷亮治氏(代表取締役)によると、淘宝網(タオバオ)の流通総額は楽天の11倍(2012年時点)もあるという。

インターネットという販路と義烏(イーウー)の卸売市場による仕入を活用すれば誰でもビジネスできるということか、義烏市内では至るところに淘宝研修という張り紙広告が目立つ。

(写真1)義烏市内の至るところで見られる淘宝(タオバオ)の研修広告

(写真1)義烏市内の至るところで見られる淘宝(タオバオ)の研修広告

2.日本人も義烏(イーウー)で仕入れている

義烏(イーウー)という中国最大規模の雑貨卸の市場

上海から鉄道で約3時間ほどで中国最大規模といわれる雑貨卸の義烏市に到着する。日本からも中国輸入ビジネスとして義烏で商材を仕入れて、日本のアマゾン(Amazon)、楽天、ヤフーなどで販売する日本人も少なくないと言われている。

義鳥市(イーウー)とは?
義鳥市(イーウー)は、上海市から列車で2時間くらいのところにある浙江省金華市にある県級市。戸籍人口75万人、他の都市から移ってきた人が約140万人いると言われている。中国最大の卸売市場がある街として世界的に有名。
(写真2)検索エンジン最適化(SEO)研修と書かれた広告看板

(写真2)検索エンジン最適化(SEO)研修と書かれた広告看板

近くにも中国輸入ビジネスしている人が・・

中国に来るまえに活用していたコワーキングスペースでは、実際に中国輸入ビジネスとして義烏(イーウー)から商材を仕入れている人がいる。中国輸入ビジネスに触れたことがない人にとっては、浙江省にある義烏(イーウー)という街は聞いたことがない中国の地方都市だろう。

しかし、中国輸入ビジネスをしている人にとっては必ずウォッチしている重要な商品の入手先のようだ。

(写真3)同じような看板だが電話番号は異なる淘宝(タオバオ)研修

(写真3)同じような看板だが電話番号は異なる淘宝(タオバオ)研修

3.これから中国輸入ビジネスをはじめる人

義烏(イーウー)に行ってみることおススメ

中国輸入ビジネスというと、卸売市場があつまった広東省の広州を選ぶ人もいる。広州も良いけど、浙江省の義烏(イーウー)にもぜひ一度は行ってみるといいだろう。あの巨大な国際商貿城(通称:福田市場)を歩くと、その規模に圧倒されてしまう。

(写真4)電子商取引(電商)の研修施設

(写真4)電子商取引(電商)の研修施設

(了)

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