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「WordPressの教科書」、初心者を卒業するためのテキスト

ウェブページを作成したことがない人がプログラミング言語であるPHPを理解して、ウェブ制作するまで成長するのは時間がかかる。WordPressの入門者がPHPを理解するための次のステップに進むための良書が「WordPressの教科書」だ。

1.すぐにWordPressを理解することはできない

サンプルサイトを作って一歩ずつステップアップ

今年の1月ごろから触りだしたWordPress(ワードプレス)。かれこれ触りだしてから10ヶ月以上が超過している。英語や中国語などの外国語や会計・税務などと同じようにウェブ関係の知識もスローペースで少しずつ身につくもの。

WordPress(ワードプレス)とは?
WordPress(ワードプレス)とは、無料で利用できるウェブサイト作成のためのソフトウェア。CMS(content management system)とも呼ばれている。HTML、CSS、PHPなどのウェブ知識がなくてもウェブページの作成はできるが、カスタマイズするためにはHTML、CSS、PHPの知識が必要になる。

これまで色々なWordPressに関する入門書を手に取ってきたが、ステップアップしていくためのトレーニングするための参考書としては「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」(2012年3月発行)がいい。ちょっと古い書籍であるが、WordPressのステップアップの教材として内容に問題ない。

(写真1)「WordPressの教科書」、分厚いので数日かけてのトレーニング

(写真1)「WordPressの教科書」、分厚いので数日かけてのトレーニング

ウェブ制作も外国語の学習も同じ!

この「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」はPHPというプログラミング言語をまったく知らない人にとっては、かなり難しく感じるだろう。だが、このPHPに関わっていかないと、ウェブ制作において次の段階には入ることはできない。

その新しい段階に入るためにはPHPを触れてみる必要がある。そのためのファーストステップとして、この本はPHPをトレーニングするための良書になっている。基本的には本に書かれていることをマネしていくのだが、予想以上に上手くいかないモノ。

実際、この書籍を参考にサンプルサイトを2度作成してみたが、1回目はうまく作成できなかった。ほかのPHPの入門書を読んでからサンプルサイトをもう一度作ってみると、1回目でわからなかったコードの意味が少しずつ分かってくる。

この本を参考にして理解した「カスタム投稿タイプ」「カスタムフィールド」などのWordPressでできる応用技にふれることで、自分の制作するウェブサイトにその技術を活用できるようになるだろう。

2.ステップアップのためには練習が必要

「WordPressの教科書2」もある

まだ手をつけていないが「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書2」(2013年8月発行)も発売されている。ウェブ制作の知識を学んだら、トレーニングをしないと自分の技術にはならない。

(写真2)1冊3,000円ちょっとするので高いが勉強になる

(写真2)1冊3,000円ちょっとするので高いが勉強になる

2冊とも難しい、ただ間違いなく成長できるはず

正直、2冊とも3,000円以上するので購入に若干ためらってしまったが、かなり勉強になったので価格に不満はない。Amazon(アマゾン)のカスタマーレビューには、「かなり難しい」「初心者向けではない」など書かれているが、基本的には書いていることをマネしていくだけ。

何がむずかしいかと言うと、(1)(コードを)書き写すのがむずかしい(2)書き写すPHPの意味がわからない。PHPのコードはわかりにくいが、これを少しずつ理解していかないと次のステップには進めない。

これらの本でトレーニングしたらPHPがガンガン書けるようになるわけではないので、過大な期待は禁物であるが、トレーニングすると間違いなくWordPressやPHPに対する理解は進むだろう。少しずつ継続して前に進むことが大切だ。(了)

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