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上海市の露店規制、街で見る露店は合法なのか?

中国の街中や駅周辺で見かける露店は合法なのだろうか?上海市のような経済発展が進んだ大都市でも地下鉄の駅前では焼き鳥屋や焼きソバなどの屋台が見られる。これらの露店商売の多くは中国の法律に違反して運営されていることが多い。

1.中国の露店は合法なのだろうか?

中国の露店

中国の路上で見かける露店。焼き鳥屋から野菜や果物を売る露店まで、いろいろな露店が営業されている。そもそも中国の露店商売は合法なのだろうか?

(写真1)中国の街中や駅周辺で見られる露店や屋台

(写真1)中国の街中や駅周辺で見られる露店や屋台

中国の路上でよく見られる露店販売は、いろいろな法律に違反している。たとえば、営業許可を取っていないことによる無許可営業。環境衛生や食品安全に関係する法律に違反することも多い。

上海市が2014年8月1日から施行する通知によると、道路、橋、歩道橋、地下道などの公共の場所で違法に行っている場合、50元~500元の罰金処罰をおこなう。営業許可を持っていないという点から処罰した場合は、最大で2万元の罰金を課すことができるようだ。しかも、露店商売に利用していた機材や道具を没収することもできる。

上海市の露店の規模は?

上海市では3種類の露店地域が存在する。(1)露店が許可されている管理地域(2)時間帯によって露店が許可されている管理地域(3)無許可の地域。

2014年7月31日付の新聞晨報によると、露店が許可されている管理地域は、上海市内に69箇所あり3,990の露店を収容することができる。時間帯によって許可されている地域は、110箇所あり5,290の露店を収容できる。無許可の地域は、104箇所あり7,260の露店が営業している。

全体の約75%の露店は農産品や日用品を販売しており、残り25%は焼き鳥などの飲食関係の屋台を営業している。

(写真2)いろいろな物品販売が行われている中国の露店商売

(写真2)いろいろな物品販売が行われている中国の露店商売

2.上海市の露店に対する対応

露店の管理強化

上海市政府弁公庁は「本市のさらなる都市の無秩序な露店の総合管理を強化することに関する実施意見の通知(关于本市进一步加强城市无序设摊综合治理工作实施意见的通知)」を発表した。

2014年8月1日から、上海市内の主要道路や景観区域内での露店を禁止する。河南路、福州路、南京路など90の道路と26の景観区域で禁止する。この通知で市民から苦情の多い露店地域を取り締まる。この通知によると、特定の時間に発生する露店の集中地域を改善し、商業サービスネットワークを構築していく。

3つの地域にわけて管理

この通知により、上海市内を「露店厳禁区域」「露店厳重管理区域」「露店管理区域」の3つに区分している。

「露店厳禁区域」に指定された地域は、無秩序な露店を厳しく取り締まる。「露店厳重管理区域」は、臨時的な露店販売店を禁止し、住民の日常生活で必要な小型の修理店はルールを守って運営される。「露店管理区域」は、市民の要求や周囲にある店舗との関係を見ながら「必要に応じた対応、その場所にあった対応」で特定の時間に発生する露店を管理する。

たとえば、住民の要求や周囲の店舗との関係を見ながら、街道や大型社区にある遊休の空き地に臨時に露店が集まる場所を設置する。ウィークエンドマーケットやフリーマーケットの設立を検討する。(了)

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