広州市の割安ホテル、地下鉄5号線の終着駅にある城市便捷酒店!
香港に隣接している広東省。その広東省の政治、経済の中心地は省都の広州市。広州市には格安~超高級ホテルまであるが、日本人でも納得できる設備環境で1泊200元(約4,000円)前後のホテルがある。城市便捷酒店というチェーンホテルだ。
1.広州市の割安ホテル
華南地域を中心に展開する城市便捷酒店!
広東省の広州市や深セン市のホテルに宿泊するときは東呈酒店(East Crown)グループが展開している格安ホテルチェーンの城市便捷酒店がイチオシ。1泊あたりのホテルの宿泊料は150元~220元(約3,000円~4,400円)と割安なものの、日本人でも満足できるホテルの客室設備になっている。あまり耳にしたことのない3つ星ホテルやローカルホテルよりも宿泊時の満足度は高いはずだ。
広州市の地下鉄5号線の終着駅である滘口(Jiao Kou)駅から徒歩5分のところにある城市便捷酒店(滘口地鉄駅店)は、すこし場所が不便なところにあるため他の城市便捷酒店のグループ店舗よりも30元~50元(約600円~1,000円)ほど安い宿泊料金が設定されている。
- 城市便捷酒店(CCINN)とは?
- 城市便捷酒店(CCINN)は、東呈酒店集団(2006年設立)というホテルグループが全国で展開しているフランチャイズ方式の格安ホテル。宿泊料金は150元~220元(約3,000円~4,400円)。広州、深セン中心に全国展開を進めている。
2.部屋の様子は?
コンパクトながら清潔さがあふれる部屋!
もっとも宿泊料金が低い経済大床房(エコにミーシングルルーム)に入ると、大きなベッドが部屋の大部分を占めている。部屋自体は広くないものの、他の城市便捷酒店と変わらない清潔なホテルの宿泊設備が用意されている。とくに、ふとんや枕などはフカフカしている。中国のホテルでは高級ホテルでも、硬いベッドマットや板のような寝心地の悪いふとんに遭遇することは少なくない。
チェーンホテルで統一されている洗面所の設備!
ほかの城市便捷酒店と同じように、洗面所には歯ブラシ、タオル、洗濯用の洗剤が完備されている。大手格安チェーンホテルの漢庭酒店(華住酒店グループ)や七天連鎖酒店(鉑涛集団)などと同じように、チェーンホテルが規定で定めている最低限の宿泊セットが確実に完備されていることだ。
とくに、城市便捷酒店ではシャワー設備に力を入れている。シャワーのお湯はすぐに温かいお湯が出ることと、シャワーの水圧を高めに設定しているのは中国のホテルでもめずらしい。
3.ホテルの宿泊料金
広州交易会のときは高くなるので注意が必要!
広州市内の中心部のホテルに宿泊するときは、毎年5月と11月に開催されている広州交易会の日程に注意しなければならない。中国進出口商品交易会(通称は広州交易会)が開催されている期間中は、高級ホテルでは1.5倍~2倍ほど宿泊料金は跳ねあがっている。中級や格安ホテルでも、通常よりも高めの宿泊料金を設定しているところは少なくない。
- 中国進出口商品交易会とは?
- 中国進出口商品交易会とは、毎年春と秋に開催される中国最大規模の輸出商品の見本市。通称は広州交易会(英名:Canton fair)。1957年からスタートし、毎回2万社以上が展示ブースを出展。第117回(2015年春季)では18.5万人が来場した。
この城市便捷酒店(広州市滘口地鉄駅店)でも広州交易会の開催時は1泊あたり100元ほど宿泊料金が高めに設置されている。ただし、あくまでも予約なしで宿泊した時の料金で、城市便捷酒店のチェーンホテルの場合は早めにインターネットやチャットアプリの微信(WeChat)の公式サイトで予約しておくと、通常時と変わらない宿泊料金で宿泊可能だ。(了)