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【上海】大型コワーキングスペース「鳴新坊」

中国の上海市内で大型のコワーキングスペース「鳴新坊」。「聯合創業弁公社」延平智閣店(上海市静安区)を見学したとき、管理マネージャーのひとから「鳴新坊」というコワーキングスペースの存在を教えてもらった。「聯合創業弁公社」と「鳴新坊」は提携関係があるようだ。

1.とにかく大きいコワーキングスペース「鳴新坊」

このコワーキングスペースは2014年2月頃にオープンしたばかり。まだ内装をリフォームしているところもある。とにかく広いのが特徴だ。個人が使用できるオープン・デスクは70席ほど用意されている。ここは、コワーキングスペースとレンタルオフィス(シェアオフィス)を組み合わせた空間になっている。

レンタルオフィスとして使用できる個室も10室ほど用意されている。一定の人数が集まるグループや法人企業が利用しているようだ。このスペースのホームページに掲載されている総面積は約2000平方メートルだ。カフェ・スペースや会議室もあり、オープン・デスクのコワーキングスペースだけでも約250平方メートルある。

(写真1)コワーキングスペース「鳴新坊」の様子

(写真1)コワーキングスペース「鳴新坊」の様子

(写真2)「鳴新坊」の入口付近の様子

(写真2)「鳴新坊」の入口付近の様子

2.少し日本語がしゃべれる管理人

(写真3)管理人の徐暁光さん(右の男性)と受付の女性

(写真3)管理人の徐暁光さん(右の男性)と受付の女性

「鳴新坊」管理人の徐暁光(シュ・シャオグアン)さんは、中国の名門大学である上海交通大学を卒業して、主に金融関係の仕事をしてきた。英国公認会計士の資格も保有している。

上海交通大学とは?
上海交通大学は、中国の教育部(日本の文部科学省に相当する)直属の国立総合大学であり、国家重点大学といわれている。江沢民元国家主席の出身校としても有名。

徐暁光さんは、岡山県に滞在していたことがあり、日本語を少し話すことができる。徐暁光さんに現在の目標を聞いたところ、とにかく借金を返すことだと言う。このスペースの運営にあたり、投資家からの資金援助に加え、多額の資金を借りてコワーキングスペースの事業をスタートした。

1か月の賃料だけでも35万元(約580万円)も発生しているという。徐暁光さんは、このように追い込まれた時こそ、良いビジネスアイデアがでると笑顔で話してくれた。

3.「鳴新坊」の利用料金は?

【鳴新坊のホームページ】
http://mingxinfang.com/  (2014年5月1日現在、リンク先が見れなくなっている)

【鳴新坊の微信公式アカウント】
中国版LINEである微信(英語名:WeChat)の公式アカウントで「鳴新坊」と検索すれば、「鳴新坊」の公式アカウントを見つけることができる。

【営業時間】
年中無休、24時間利用可能(※)

(※)実際に利用する場合は、あらためて確認したほうがよい。

【月額利用料(※)】 (一時利用はない)
1名の場合:1,380元(約23,000円)
4~6名の場合(グループ):4,880元(約80,000円)

(※)年間一括払いの場合、割引あり

【電話番号・住所】
電話番号:021-6082-1976
住所:上海市徐匯区建国西路285号科投大廈4階(嘉善路駅から徒歩4分くらい)

(了)

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