上海市金山区の城市便捷酒店、期待を裏切らない客室レベル！

2016年2月2日 | 上海を知る, 中国のホテルを知る

上海市の郊外にある金山区に生活拠点をもつ日本人長期滞在者は、長寧区や静安区などの市中心部にくらべると少ない。しかし、日系企業の工場もあるため、ビジネスで訪れる人もいるだろう。金山区でおススメのホテルは城市便捷酒店だ。

１．上海市金山区のおススメのホテル

コストパフォーマンスが高い割安チェーンホテルの城市便捷酒店！

上海南駅から金山鉄路という専用鉄道に乗って約30分のところに位置する上海市金山区。上海市のなかでも経済発展が遅れた地区で、中規模の地方都市の市街地に来たように錯覚してしまうほどだ。金山区で最も栄えているのは衛清西路という幹線道路の周辺。この衛清西路と杭州湾大道が交わるところにあるのは格安チェーンホテルの城市便捷酒店。

城市便捷酒店の全国展開は大手ホテルチェーンにくらべると遅れているものの、着実に店舗数は増えている。城市便捷酒店は中国でもっともコストパフォーマンスが高い割安ビジネスホテルと言っても過言ではないホテルだ。金山区にある城市便捷酒店は１泊あたり160元（約3,200円）前後と割安であるものの、日本人でも納得できるレベルのクオリティとサービスを提供している。

（写真１）金山区の中心部に位置する城市便捷酒店（上海市・金山区）

城市便捷酒店（CCINN）: 城市便捷酒店（CCINN）は、東呈酒店集団（2006年設立）というホテルグループが全国で展開しているフランチャイズ方式の格安ホテル。宿泊料金は150元～220元（約3,000円～4,400円）。広州、深セン中心に全国展開を進めている。

ちょっと残念、外国人対応に慣れていないフロント

金山区にある城市便捷酒店は外国人の対応には慣れておらず、チェックインに時間がかかってしまった。あまり外国人が訪れない都市や地区にあるホテルでは、そもそも外国人の宿泊登記ができないケースも見られる。

ホテルによっては「内賓（国内顧客）」のみの宿泊と限定しているところもあるので、日本人も中級以下のホテルに宿泊するときは「外国人（外賓）も宿泊できるか？」確認しておいたほうが良いだろう。これまでも温州市（浙江省）でホテルを予約していたものの、ホテルが公安（警察）当局から外国人の宿泊登記の許可を得ていないために泊まれなかった経験がある。

（写真２）落ち着いた雰囲気が出ている城市便捷酒店のフロント（上海市・金山区）

中国の公安とは？: 中国でよく見る「公安」は、警察の１つの種類である公安機関に所属している警察官のこと。公共の治安を守るのが役目だ。警察のなかには、公安機関、司法機関、監獄機関などに分かれている。中国の警察は人民警察といい、民警と呼ばれることが多い。中国のメディア（新聞など）で警察官という意味で民警という言葉は出てくるが、公安は出てこない。公安は公安機関や公安部という組織を表す場合に使われている。

２．城市便捷酒店の客室のようす

オシャレで清潔感あふれるホテルの客室

はじめて城市便捷酒店に宿泊した日本人は、この部屋のクオリティの高さに驚くはずだ。だいたい１泊あたり150元～220元（約3,000円～4,500円）の宿泊料金であるにもかかわらず、城市便捷酒店の客室はオシャレで清潔感のあふれる部屋になっている。城市便捷酒店の宿泊料金は、ほかの大手格安チェーンホテルとほとんど変わらない。地域によっては城市便捷酒店のほうが安いケースもある。