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上海の大悦城(JOY CITY)、一味ちがうショッピングモール!

中国の多くのショッピングモール、百貨店が苦戦するなか、独特の施設づくりで集客に成功している大悦城(JOY CITY)。しかも、その大悦城を展開しているのは食品企業の中糧集団(COFCO)。ほかのショッピングモールと何が違うのか?

1.中糧集団による大型ショッピングモール

大悦城(JOY CITY)、一味違う魅力!

上海の人民広場から約1kmという距離に位置する大悦城(JOY CITY)。2010年12月にオープンしたものの、総投資額120億元(約2000億円)を投じる最終的な完成は2017年を予定している。中国の経済大都市である上海には、さまざまなショッピングモールがあるものの、大悦城は一味ちがう独特な雰囲気を出している。

大悦城を展開しているのは国有企業の中糧集団(COFCO)。中糧集団のグループ子会社の関連企業(上海新蘭房地開発)が実質的に事業展開している。ちなみに、中糧集団は食品事業がメインで、ショッピングモールの展開はすこし唐突な感じ。ショッピングモールのプロとは呼べない企業が、どのような大型商業施設を展開しているのか?

(写真1)ひと際目立つ大型ショッピングモールの大悦城(上海市)

(写真1)ひと際目立つ大型ショッピングモールの大悦城(上海市)

2.上海大悦城のなか

一見すると普通のショッピングモール

大悦城は他のショッピングモールと何が違うのか?大悦城はとにかく迷路のような作りになっている。はじめて訪れた人は、かならず迷子になってしまうはずだ。もう一つは、おもちゃ屋(フィギュア)、体験型の工作室など、ほかのショッピングモールでは見られないお店が多い。

もちろん、大悦城には普通のアパレルショップや雑貨屋も出店している。目を引くのは、上海の多くのショッピングモールでは集客に苦戦しているものの、大悦城はショッピングエリアにも、ある程度のお客さんが見られる点だ。迷路のような作りと、独創的なテナント集めが良い方向に作用したのだろうか。

(写真2)一流百貨店のようなショッピングエリア(上海大悦城)

(写真2)一流百貨店のようなショッピングエリア(上海大悦城)

ちょっとおしゃれな吹き抜け

大悦城のなかは、大きな吹き抜けがあり、開放感のある作り。イオンモールや万達広場(WANDA PLAZA)は基本的に3階建ての構造であるが、大悦城は9階建てと縦長だ。大悦城は上海だけでなく、北京、天津、瀋陽、成都などにも出店している。ターゲット層は18歳~35歳の中産階級。たしかに、若いカップルと若いファミリーが多い。

(写真3)上海大悦城8階、吹き抜けになっていて開放感がある

(写真3)上海大悦城8階、吹き抜けになっていて開放感がある

体験エリアや独特のレストランエリア

大悦城で欠かせないのは独特のレストランエリア。ショッピングモールのなかに香港のような混沌とした街のような雰囲気が再現されている。もちろん、この中で食事することも可能だ。中国のショッピングモールのなかで、このような印象的なエリアづくりは見たことない。

(写真4)ショッピングモールのなかの小さな「街」(上海大悦城)

(写真4)ショッピングモールのなかの小さな「街」(上海大悦城)

平日の夜にもかかわらず、大悦城にはカップルから子ども連れのファミリーの姿が見られた。体験型のお店で絵を習っている子供たちの姿もあり、普通のショッピングモールとはかなり違う雰囲気だ。(了)

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