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中国で資生堂の肌水、ネット通販のアマゾンで入手できる!

日本で便利なネット通販サイトのアマゾン。中国のアマゾンで資生堂の肌水を発見。日本からの輸入品だ。これまで日本でしか買えないと思っていた商品がアマゾンで販売されているかもしれない。上海では独自の配送網があり配達もはやい。

1.中国のアマゾンは輸入品も販売!

競争の激しい中国のネット通販業界

中国のネット通販というと、アリババグループ(阿里巴巴集団)が運営している淘宝網(タオバオ)や天猫(Tmall)が有名だ。大手ネット通販サイトの京東商城(JD.com)は、家電やデジタル製品を中心に手厚いアフターサービスで中国人のあいだで人気となっている。

このような激しい中国のネット通販業界のなかで、日本で有名なアマゾン(Amazon)も存在感を増している。中国のアマゾンは亜馬遜中国(ヤマースン中国)という名称で展開している。

中国のアマゾン
中国のアマゾンは2004年8月、中国で電子商取引(EC)を展開していた卓越網というネット通販企業を買収。卓越亜馬遜という名称で2011年まで事業を行い、現在の亜馬遜中国に名称変更。卓越網に投資していたのは、スマートフォン(スマホ)で有名な北京小米科技(シャオミ)創業者の雷軍(レイ・ジュン)。
(写真1)日本でお馴染みのアマゾン(Amazon)

(写真1)日本でお馴染みのアマゾン(Amazon)

2.中国で資生堂の肌水入手!

中国で肌水は入手可能か?

日本で購入した資生堂のメンズ肌水(400ml)がなくなってしまった。中国でも入手可能なのだろうか?このメンズ肌水はひげ剃りのあとにアフターシェーブローションとして利用している。ひげを剃ったあとに快適だ。

(写真2)日本で購入した資生堂のメンズ肌水(400ml)

(写真2)日本で購入した資生堂のメンズ肌水(400ml)

中国のアマゾンで見つけた資生堂の肌水

中国のネット通販サイトの淘宝網(タオバオ)や京東商城で資生堂ブランドの肌水を探したものの見つからない。資生堂は中国国内で肌水を販売していないようだ。中国で日本からの輸入品を購入するなら、住友商事グループが運営しているネット通販サイトの品店(ピンストア)は幅広い商品を揃えているが、残念ながら資生堂の肌水は販売していない。

インターネットで販売しているところを必死に探した結果、中国のアマゾンで水色のボトルの肌水を発見。価格は50元(約830円)。日本では500円~600円で販売されており、日本よりも少し高い。緑色のメンズ用の肌水は販売されていない。

日本から輸入しているのであれば、関税(10%)と増値税(17%)をあわせた27%の税金は少なくとも発生しているだろう。中国では贅沢品と判断されたものには消費税(日本の消費税と異なる)という税金がある。もし肌水が化粧品に該当するなら、さらに30%の消費税が発生しているだろう。

中国の増値税
中国の店頭価格(小売り)には、増値税という税金が17%含まれる。中国の増値税は、日本の消費税に相当する。小規模企業であれば3%、一部の業種では低税率の13%と、日本と異なり税率は全て一律というわけではない。
(写真3)中国のアマゾンで購入した青色の肌水(資生堂)、輸入品

(写真3)中国のアマゾンで購入した青色の肌水(資生堂)、輸入品

中国のアマゾンで販売されている資生堂の肌水は、資生堂の中国子会社が日本から輸入している。この肌水の裏側には「国妝備進字J20104286」という表記があり、国家食品薬品監督管理総局の認可をとって日本から正規品として輸入している。

国家食品薬品監督管理総局
国家食品薬品監督管理総局は2013年3月22日に設置された国務院(内閣に相当)に直属する行政部門。これまで食品や薬品の生産、流通、消費で分かれていた行政監督部門が一つにまとまったもの。
(写真4)「原産国:日本」、資生堂の肌水は日本から輸入している

(写真4)「原産国:日本」、資生堂の肌水は日本から輸入している

3.中国アマゾンの配送ネットワーク

49元以上は送料無料

中国のアマゾンは49元以上購入すると送料が無料になる。今回購入した肌水は50元でぎりぎり送料無料の対象になった。49元未満の場合は5元(約83円)の送料を負担しなければならない。

物流に強いネット通販

中国のアマゾンは独自の物流ネットワークを構築している。午後配達や夜間配達など顧客にあった配送指定ができる。時間指定配達もおこなっており、7元(約120円)を払うと日時を指定することができる。(了)

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