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上海市内の電動自転車はナンバープレートが必要!

中国の電動自転車は日本のモノと異なり、製品のなかには最高時速45kmの電動自転車もある。その電動自転車に対して、上海市はようやくナンバープレート登録制に移行している。その具体的な制度はどうなっているのか?

1.中国国内で異なる電動自転車

中国の地域により管理が異なる電動自転車

上海にきてビックリするのは電動自転車の数。上海市内を歩いていると、色んなところで電動自転車が走行しているのを見かける。しかも、日本のスクーター並に早い。2014年3月から施行されている「上海市非機動車管理弁法」の第30条によると最高時速15kmを超えてはならないと規定されているが、守っている人はあまりいないようだ。

街中を走っている電動自転車は時速35kmくらいのスピードは出ているのではないだろうか。あるメーカーの商品規格を見ていると、最高時速30km~40kmと表向き記載されている電動自転車が多い。

(写真1)ほとんど電動付バイクと見た目が変わらない中国の電動自転車

(写真1)ほとんど電動付バイクと見た目が変わらない中国の電動自転車

広東省では2006年から「広東省道路交通安全条例」が施行されて電動自転車は登録が必須になっている。この条例が施行されてから広東省の大都市である広州市や深セン市の市内中心部では電動自転車の走行はきびしく取り締まられるようになり、現在では電動自転車の走行を見なくなった。いっぽう、上海をはじめとする華東地区にくると、大都市の街中でも多くの電動自転車が走っていることに驚いてしまう。

2.上海市ではナンバープレート必須に!

上海市非機動車管理弁法」でナンバープレート必須に!

2014年3月に施行された「上海市非機動車管理弁法」の第14条により、電動自転車、障害者用のモーター付き車イス、人力三輪車は公安機関で登記して、ナンバープレートを装着しなければならなくなった。ちなみに、その第14条には普通の自転車のナンバープレートの取得は任意とされている。

この規定により、電動自転車を購入してから15日以内に公安機関でナンバープレート取得の手続きをしなければならないと明記されている。

ナンバープレート取得のための資料は?

この「上海市非機動車管理弁法」の第15条には、ナンバープレート取得のための資料が明記されている。身分証明書、合法的な購入を確認できる領収書(正規発票)、製品合格証(メーカー発行)が要求されている。

(写真2)青色の電動自転車のナンバープレート(番号は画像加工済み)

(写真2)青色の電動自転車のナンバープレート(番号は画像加工済み)

盗難品などの流通を防ぐために、合法的な購入を確認できる領収書や製品合格証を求めている。しかし、この法律が施行されるまえに購入して、すでに購入時の証明書をなくしてしまっている人も少なくないだろう。

過渡期の臨時的な対応

電動自転車のナンバープレート義務化という大きな政策変更のため、政府機関は過渡期的な対応を用意している。2014年3月以前に購入していて、合法的な領収書などがない場合には、「盗難品ではない」という誓約書にあたる「電動自転車来歴承諾書」を記載することで臨時ナンバープレートを発行している。

この臨時ナンバープレートは第42条によると、2017月3月までの最長3年間有効とされている。電動自転車の出所の問題だけでなく、もともと販売されている電動自転車が品質基準を満たしていない無許可品も流通している。そのような無許可の電動自転車に対しても、2017年3月までは臨時ナンバープレートで走行できるようだ。

3.おさせておきたい電動自転車のルール

知っておくべき電動自転車のルール

この「上海市非機動車管理弁法」では電動自転車や自転車などの非機動車とよばれる車両について色々なルールを定めている。その中で知っておくべきルールを次のとおり。

  • 国家、市の定める製品一覧に乗っている電動自転車でなければナンバープレートを取得できない。(第6条)
  • 電動自転車は購入日から15日以内にナンバープレートを取得しなければならない。(第15条)
  • 電動自転車、自転車は専用走行路がない場合は、道路の右側1.5m範囲内を走行しなければならない。(第29条)
  • 非機動車(電動自転車など)は高速道路、高架を走行してはならない。(第29条)
  • 電動自転車の運転は16歳以上。(第30条)
  • 電動自転車の最高速度は時速15km。(第30条)
  • 電動自転車、自転車は12歳以下の未成年1名まで二人乗りできる。6歳以下の未成年をのせる場合は固定席を用意すること。(第31条)
  • ナンバープレートがついていない場合、50元~200元(約830円~3,300円)の罰金が課される。(第39条)

上海市内で電動自転車にのっている日本人はそれほど多くないと思うが、もし購入して乗るときには法律をしっかりおさえておこう。知らないうちに法律違反を犯さないように。(了)

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